彼の秘密と彼女の秘密
___瑠璃___
桐谷は鷹がきて、文字を見て驚いた。
凛の血文字だったからだ。事態は急を要する。
そして全部の使用人=忍に事の事態を説明する。
「あの女医は間者だった。他にも間者がいるなら今すぐ名乗り出ろ。今なら許してやる」
「申し訳ありません」
なんと名乗り出たのは楓だったからだ。
「今すぐ御当主様が帰られるまで牢に繋いでおけ。Sクラスの牢だ」
Sクラスの牢。それは外界との完全な断絶。もちろん無音。
真っ暗な部屋。精神的にきつい部屋だ。
「それと適当な事を言って女医を呼べ。そいつもSクラスの牢行きだ。御当主様達を助けに行く。
今から作戦を考えるから用がある時以外声をかけるな」
桐谷は考えた。おじい様を殺せば話は早い。でも瑠璃様の気持ちはどうなのだろうか...
桐谷は瑠璃の部屋に行く。