彼の秘密と彼女の秘密


____凛____


「俺も凛も他人がおると寝れへんかったり、落ちつかんねん。
そやけど、ちゃんとした飯が食べたいから家政婦雇おう言うても、
凛がなかなか強情でねぇ。家政婦なんか絶対嫌やって言って聞かんくてなぁー」

「そうなんですかぁ。大変そうですねぇ。...ん?でもこの間凛、寝てたよね??」

「そーそー!凛からそれ聞いてびっくりしてん!瑠璃ちゃんの事安心して

「嵐!ぺらぺら話さないでください。本当に殺しますよ」


肘打ちを食らった嵐は何事もなかったようにまだぺらぺら話す。


「なんなら住んでくれても構わんよ?部屋たくさんあまってるし、
賃貸で借りてる訳ちゃうから、家賃なんかいらんし。
あ!部屋に鍵ついてるから安心してな」

そうケラケラ嵐は笑って話す。さらに続けて、

「瑠璃ちゃんは、今どこに住んでるん?」

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