彼の秘密と彼女の秘密
「大丈夫ですよ。安心してね。本当に部屋には鍵がついてますから。
あ、そうだ、明日、テーブルとかベッドとか買いに行かないと行けませんね」
「場所がわからないから、一緒に行ってくれる?」
「いいですよ」
運ばれてきた料理はどれも美味しかった。
今は部屋と繋がっている縁側でお酒を飲んでいる。
「瑠璃ちゃんは以外とお酒が強いんですねぇ」
凛は楽しそうに笑う。
「そうかなぁ?私、他の人と飲んだ事なくて...ねぇ、凛?
私の名前に”ちゃん”つけるのやめてよ。私なんか凛って呼び捨てにしちゃってるもん」
「わかったよ、瑠璃」