彼の秘密と彼女の秘密


ショッピングモールの中は平日なのに人がたくさんいる。

「瑠璃ちゃんサングラスしてきて正解やったなぁ」

「そうかなぁ。気づく人なんかいなさそうだよ?」

「そうやって油断してて大変な事になっても知りませんよ?」

もうちらほら、気づいた人もいるようだ。

「はいはーい」

瑠璃は渋々サングラスをかける。

「では買い物を始めましょうか」
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