俺様とネコ女
「こころ?」

コウ? 男性に名前を呼ばれ顔を上げ、顔が強ばる。サダだ。サダがまだこの辺に住んでいるならここで会っても不思議じゃない。


「久しぶり、」

気まずい雰囲気が漂う中、とりあえず言葉をかけた。

「だな。お前の会社どう?大手だからいろいろ厳しいんじゃないの?」


サダが場を取り繕おうとしてるのがバレバレだ。こうなるのわかってるんだから、声かけなきゃいいのにと思う。


「最近どうしてた?俺最近また祐樹とつるんでて、今日もこれから飲みに行く」

「そう」


それきり返事をしない私の前で立ちすくむサダ。


早くどこか行って!
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