俺様とネコ女
コウが連れて行ってくれたお寿司屋は、人気店らしく混雑していた。鮮魚の新鮮さとサイドメニューの豊富さが人気だと、誰かに聞いたことがある。

受付を済ませた私たちはイスに座って待つことにした。すでに何組も待っていて、長期戦の予感。


「待つのダルいからやめるか」

「やだ待とう。お寿司楽しみ」

「くそっ、車じゃなかったら飲めるのに」


そうか。 休日出勤だったし、キャラ作ってるからストレス発散したいよね。


「コウの家近い?」

「車で10分もかからない」

「じゃあ私運転するよ。そうしたらコウ飲めるよ」

「俺まだ死にたくねえよ」

「大丈夫だよ。イメトレするから」

「大丈夫じゃねえだろ」


あーだこーだと押し問答をしていると時間は過ぎ、番号を呼ばれテーブル席についた。おしぼりで手を拭きながら、アルコールメニューを眺めるコウ。


「お前、本当に運転できるのか?」

「うん。免許見る?」

「・・・・」

「見る?」

「お前、飲むなよ」

「大丈夫。死ぬときは一緒だよ?」

「1人で死ね」

「酷い、傷つく」
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