俺様とネコ女
「じゃあ嫌いな食べ物は?」

「納豆。あれ無理」

「え!私も嫌い。私はあとメロンも食べられない」

「メロンは美味いだろ」

「イガイガするもん」

「お前刺身は?」

「あっさりした白身魚はがんばればいけるけど、がんばれない」

「なんだそれ」


馬鹿にしたように鼻で笑われる。ムカついて、わざと近付いて至近距離でビールを美味しそうに飲んでやった。もう1本飲みたいなら自分で取りに行きなよ。

察した俺様は、私に睨みを利かせながら立ち上がり冷蔵庫へ向かった。


こんな風に、一緒に料理をつまみながらビール飲んで。仕事の話をして、お互いのことを知る。


こういう関係、すごく良い。


1本を手にすぐ戻ってきて、元いた場所に座る。でもそれが実は腕が触れる距離で、触れる箇所から熱が伝わってくる。

クールなコウは、実は熱い。


「コウさんご趣味は?」

「何だそれ」


笑いながらプシュっと小気味良い音を響かせて、ゴクゴクと喉を鳴らす。

コウはご機嫌だ。
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