兄貴がミカエルになるとき
私はトオ兄の横顔を見つめながら、トオ兄について本当のことがわかったら、私たちの関係は何か変化があるのだろうか、と再び考える。
トオ兄はトオ兄だから、血のつながりなんてどうでもいい気もするけれど、トオ兄の顔をこれまで通りこんなに近くで見ることができるだろうか、トオ兄の肩に当たり前のように頭をもたげて爆睡できるだろうか。
少し自信がなくなってきた。
トオ兄はトオ兄だから、血のつながりなんてどうでもいい気もするけれど、トオ兄の顔をこれまで通りこんなに近くで見ることができるだろうか、トオ兄の肩に当たり前のように頭をもたげて爆睡できるだろうか。
少し自信がなくなってきた。