兄貴がミカエルになるとき
トオ兄は水にりんごジュースにサイダーに麦茶とグラスを2つ、それにお菓子まで乗せたトレイをベッド脇のサイドテーブルに乗せた。
「全部持ってきてくれたの?」
「水と麦茶とジュースは冷蔵庫にあったけどサイダーがなかった。だからコンビニまで走って買ってきた」
「随分早かったね」
「ダッシュした。足の長さを最大限活かしたスーパーダッシュだ。で、何を飲みたいのか決まったか」
「えっと、じゃあサイダー。で、ちなみに何怒ってるの?」
「別に怒ってなんていない」
トオ兄は流し目で私をちらっと睨みながら、サイダーをグラスに注いで渡してくれた。
グラスを顔に近づけると、シュワシュワと弾ける冷たい気泡が肌にあたってこそばゆかった。
「全部持ってきてくれたの?」
「水と麦茶とジュースは冷蔵庫にあったけどサイダーがなかった。だからコンビニまで走って買ってきた」
「随分早かったね」
「ダッシュした。足の長さを最大限活かしたスーパーダッシュだ。で、何を飲みたいのか決まったか」
「えっと、じゃあサイダー。で、ちなみに何怒ってるの?」
「別に怒ってなんていない」
トオ兄は流し目で私をちらっと睨みながら、サイダーをグラスに注いで渡してくれた。
グラスを顔に近づけると、シュワシュワと弾ける冷たい気泡が肌にあたってこそばゆかった。