「笑顔をくれた 」~ありがとうを伝えたい~

「何もかも失ってしまった」

私は大きなショックを隠しきることが出来ませんでした。

警察を待っている間、少し冷静さを取り戻すと、ふと心が暖かくなった。

私のバックが無くなったと気付いた時、私よりも必死な思いで探しまわってくれていたYちゃん。

「私のせいだ」

Yちゃんは何も悪くないのに、自分を責めていた。

Yちゃんは、本当に私のことを考えてくれている。

そんなYちゃんの姿を見て、涙が溢れそうになった。

盗難されたかもしれないのに、すごくショックで悔しくてたまらなかったのに、こんなに暖かい気持ちになれるなんて、私はYちゃんに大切な気持ちを貰った。

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