LOVEPAIN
「県下一の進学校かなんだか知らないけど、
どうせ勉強が出来ようが人間性が最悪の人間ばっかりなんじゃないの?
少なくとも、この中の何人かは最低なのを私は知ってる」
そう話した自分の声は
マイクを通しているとはいえ思ったよりも大きくて、
それ程に今の私は
何かやり場のない憤りを感じているのだと気付いた
辺りが一段とザワザワと騒ぎ出して、
異常者だと判断されている私に誰も怖くて近寄れないでいる
最近、この学校の近くの中学校で、
一人の男子生徒が授業中に突然ナイフを振り回し、
死人は出なかったが怪我人を数人出した事件が有った
うかつに私に近づくと、
私もそうするんじゃないか?
そう思っているのか、
先生達でさえ私の奇行を止めに来る気配もなく、
ひやひやとしながら事の成り行きを見守っている
なんだか、そう言うのも含めて、
くだらないと感じてしまう