LOVEPAIN
「元、サッカー部のエースは、
親の居ない間に家に女連れ込んで。
その上、未成年なのにお酒迄買い込んで…。
挙げ句に、浮気迄して女にだらしなくて…」
これが、涼太の顔を見る最後だろうと、
彼を探す
その顔は女の満里奈達よりも弱って震えていて、
みっともない
一年生の時からずっとこんな男を好きだった私自身が、
本当に許せない
「名門校だろうが、
素行の悪い奴は悪いんだよ!
その癖、自分達より下の学校に行ってる人間を見下すんだよ?!
学力だけじゃなく、
自分より劣ると勝手に判断して、
勝手に人を馬鹿にして……」
「私だってこんな名門校に通ってるくせに、
これから馬鹿な親のせいでお金の為だけに風俗で働くし。
県下で一番偏差値が高いからって、
だから何?!
この先、この学校から犯罪者が出るかもしれないよね?
強盗や殺人とかだけじゃなく、
詐欺紛いの新興宗教や
今流行りのIT系企業だとかで
インサイダー取り引きとかして捕まったり。
弁護士や医者や官僚になって悪い事するかもしれない!
だから他のあんた達だって
表では優等生みたいな顔をしてるけど、
裏じゃあ何してるか分かんないじゃない!」
語気が強くなると同時に、
教壇を強く両手でついていた
その音が
また体育館中に響く