LOVEPAIN
「こんな学校辞めてやる。
私はあんた達みたいに
誰かを見下したりするような人間になりたくない!
誰もが羨むような、
この学校の卒業生だと言う経歴なんていらない…。
そんなものなくても、
私はその多大勢でもなくて、
特別な人間になってみせる」
私はスカートのポケットに突っ込んでいた退学届けを取り出すと、
叩きつけるように
教壇の上に置いた
パチッ、パチッ、
と小さな拍手が聞こえて来て、
成瀬がこちらにゆっくりと歩いて来る
当然、私のその一方的な主張に賛同して、
成瀬と共に拍手をする者は他にはいない
篤は成瀬から離れた場所で、
こちらを見ている
成瀬だけが、
壇上の私にへと距離を短くしている