LOVEPAIN

「いくらだよ?」


その成瀬の言葉に、

この場に居た全員が
彼に目を向けた


「こいつが、おっさんお前の財布から抜いた金はいくらだよ?」



「えっと?
確か、千円だったかな?」


旦那さんは目を泳がしながらも、

嘘を重ねる




「もし、おっさんお前の言ってる事が嘘ならば、

俺はお前をぶん殴るけど」


成瀬はつかつかと
旦那さんの前に立つ




「なんで殴られないといけないんだ!」


旦那さんは、成瀬の堅気ではない風貌も有ってか、

少し怯えているように
見える






< 145 / 478 >

この作品をシェア

pagetop