LOVEPAIN

「――私は…嘘なんか…つかない!
嘘付きなのは…どっちよっ!
あんたなんか……」


嗚咽が漏れてうまく話せなくて、

歯痒い


もっとこの男に言ってやりたい事は、

一杯有るのに




「――広子ちゃん、

言ってくれたらおばちゃん少しくらいならば、

お小遣いあげたのよ?

なのに…」


どうして、と、そう言った奥さんの顔が涙でぼやけて、

段々と見えなくなる


このまま、その存在すら消えて欲しい






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