LOVEPAIN


「――違うんです。
いえ、違わないんですけど。

私、本心ではそこに書かれている事全てバツにしたいです。

だけど、それじゃあ駄目でしょう?」



「そりゃあ、そうだけど。

だから、お前が譲歩出来る所までだけ、しろ、って言ってんだろ」



「私、そこに書かれている事の意味が、殆ど分からないんですよ。

それに、成瀬さんの事は仕事の面では信用してます。

だから、成瀬さんがそこ迄は私にして欲しいって所迄は、

私します。


自分で決めるのは甘えが出て……、

多分私ダメです」



自分ではやはり決められない


それに成瀬が決めてくれた事なら、

多少は自分にとって辛い事でも頑張れると思う




「――ったく」


成瀬はすっと、
そのNG項目の紙を自分の方へと引き寄せた





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