LOVEPAIN
「一万円…くらいでしょうか?」
考えて、そう口にした
私の感覚ではボールペンに一万円なんて考えられないが、
それくらいの価値が有るように思えた
「これは、万年筆やボールペンで有名なブランドのもので、
確か、買った時六万円くらいしたかな?」
そう言って、
成瀬はそのボールペンを自分の目の前に持って行き、
見ている
「六万円ですか?!」
その金額に驚きはするものの、
言われてみると
私が言った一万円よりも高く見える
そのボールペンの
光沢や質感も、
高級感が漂っている