LOVEPAIN

「私、特に経験ないまま、

これからは仕事で知らない男性とそうなってしまうじゃないですか?」



「え、ああ」



「その一度有った経験だって、
ろくなもんじゃないし。

だから、一度だけでも、成瀬さんとしたい」



「だから、それは…」



「その事、絶対に誰にも言わないですから。

私、成瀬さんが好きなのかもしれないから」



自分の気持ち迄、
抑えきれずに口にしてしまった




「けどさ、車の中でも言ったけど、

俺の場合はバレなきゃいいとか、
そんな単純なもんじゃなくて…。

だから……」


そう断っているけど、

その語気から、
成瀬の気持ちや意志が
揺れ始めているのを感じた




< 405 / 478 >

この作品をシェア

pagetop