LOVEPAIN

「女の子を逆さづりにして数名の男で殴ってレイプしたり…。
水に顔を浸けて窒息させて気を失った女の子を犯したり。
SMとかもガスバーナーで肌を焼いたり。

他にも色々……。

今回、訴えを出した子は、
歯を全部折られて、耳が聞こえなくなったらしい」


コウジロウさんの語る内容は、
途中から耳を塞ぎたくなるようなものだった




「あのメーカー、
女優潰しで有名ですからね。

流石にどんなに仕事が欲しくても、
あの会社には営業かけなかったですが」


成瀬のその言葉を聞いて、
安心してしまう



この先、成瀬を信じて付いて行っても、
そんな目に遭う事はないだろうと





「成瀬ちゃんは優しいからねぇ。
成瀬ちゃん所は女の子の質もいいし!!

こないだ里井監督と飲みながら話してたんだけど、

あのYって言うプロダクションの女の子、
最悪らしいよ?」



「最悪ってどんな風にですか?」


成瀬は同業者の話だからか、
興味深そうに前のめりになっている




「なんか、企画物で女の子集めたらしいけど、
女の子の10人中4人が性病持ってて、

スタジオ中……」


臭いがどうとかと、
コウジロウさんは話し続けていたが、

私は気分が悪くなり聞かないようにする




「――濡れてるのかと思ったら、膿だったり……」



聞かないようにしているのに、
時々耳に入って来る




「――その女の子口開いたら歯が一本もなくて、
そりゃあ口でするのは上手いかもしれないけど、

絵的にそれってどうなの?って感じで。

ジャンキーばっかで、
みんな目が……」


コウジロウさんのその話は、
その後も10分くらい続いた


「だから、成瀬ちゃんの所はいいねぇ」


そう、話を締めくくった





< 464 / 478 >

この作品をシェア

pagetop