LOVEPAIN

「じゃあ、広子ちゃん!
とりあえず脱いで!

裸見なきゃあ話になんないから」


コウジロウさんはパイプ椅子から立ち上がり、

私の方へと歩いて来る




「脱ぐって、今ですか?」


私は驚き、助けを求めるように成瀬の方を見るが、

脱げ、と促すように
頷いただけ




こんな場でいきなり脱げって……



でも、この先の事を考えたら、
今服を脱ぐくらい出来ないと……



それに、コウジロウさんと滝沢さんの目が、

段々と“早くしろ!”と言っているように見えてくる……



成瀬を含め、こんな事が日常的なこの人達にとって、
今みたいな私の恥ずかしがる態度って、

ただ鬱陶しいだけなんだと思う




私は覚悟を決めて立ち上がり、

身に纏っている服を脱ぎ始める



半ば、自棄かもしれない



< 465 / 478 >

この作品をシェア

pagetop