LOVEPAIN
「じゃあ、広子ちゃん!
とりあえず脱いで!
裸見なきゃあ話になんないから」
コウジロウさんはパイプ椅子から立ち上がり、
私の方へと歩いて来る
「脱ぐって、今ですか?」
私は驚き、助けを求めるように成瀬の方を見るが、
脱げ、と促すように
頷いただけ
こんな場でいきなり脱げって……
でも、この先の事を考えたら、
今服を脱ぐくらい出来ないと……
それに、コウジロウさんと滝沢さんの目が、
段々と“早くしろ!”と言っているように見えてくる……
成瀬を含め、こんな事が日常的なこの人達にとって、
今みたいな私の恥ずかしがる態度って、
ただ鬱陶しいだけなんだと思う
私は覚悟を決めて立ち上がり、
身に纏っている服を脱ぎ始める
半ば、自棄かもしれない