真夜中の魔法使い
苦戦した挙句、嫌な仮説に辿り着いてしまい、図書館を出るときにはヘトヘトだった。
王立図書館は西区の端にあった。この辺りは他にも王立の学校が集まる学生街となっている。
従ってこの辺りを歩くのは王立学校に通う学生と、近くに住む貴族、そこに使える人々ということになる。
多くの人が行き交うこの街道を歩くことでさらに体力が吸い取られていく。
転移してもいいのだが、そのためにはどこか人の少ない場所を探さなければならなかった。