運命~きっと大丈夫~

6人の中の一人


「辻原 純蓮(つじはら すみれ)」は


私の大好きな親友。



付き合ってる事を知ってる人。


信頼できる友達で


けんかもあまりしたことない。


だって純蓮は心から優しい子だから。




でも、なんとなく聴きづらかった。


だって私が聞く事は簡単にできる。


だけど純蓮が言いにくいと思ったから。


どうしようと悩んで困って迷って


やっぱり1番に相談したい人といえば


総真だった。でも、総真の前では


あがっちゃって上手く話せない。


それにクラスの男子は


絶対絶対冷やかすもの・・・


総真に迷惑は、かけられない。


だから私は自分でなんとかすると決めた。


そんなことを考えていたら5分休み


純蓮に呼び出された。


「傷つくかもしれないけど、言うね、

さっき結菜が言った事、やっぱり

乙葉達の事だった。でも噂だから半信半疑

で話してたよ」


「そっか・・・やはり・・・」


嫌な予感は的中していた。

知りたいことは山ほどあった、

どこから情報が漏れたのか

誰がバラしたのか。



でもそれよりも私が恐れていた事、それは

「乙葉ってホントに付き合ってるかな?」

「15分休み聞いてみよう!」コレだった・・・


15分休みになったら大勢の女子から詳細を

きかれるだろう。それが怖くて仕方が無かった。

私はなんて言えば正解?

総真は、どれを望んでいる?

考えても考えても答えが分からない。

でも時間は極一刻と進んでいく。

どうしよう・・・



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