兄と弟と私の三角関係~イケメン兄弟に挟まれて~
『未成年なんだから子供だろ?』
そうお兄ちゃんは言って笑って私をチラッと見た
え? 何?
あの格好いいチラ見は
ついお兄ちゃん見られて私はうつむいた
『あっ……もうこんな時間だから私、帰るね』
時計を見ると夜9時半を回っていた
『あっじゃあ俺、千夏を送ってくるから』
お兄ちゃんが席から立った時、千夏さんは
『ゴメン昴。
今日は沙奈ちゃんに送ってもらって良いかな?
すぐ近くまでだから。沙奈ちゃん、良いかな?』
なんで私?
どうしたのかな千夏さん……
『はい。私で良いの?』
『うん。ゴメンね』