あの頃の君へ〜eternal love〜
ふなっきーの言葉が
嫌というほど府に落ちた。



やっぱり彼女よりも仕事を選ぶ自分は



誰の事も幸せに出来ない
人間なのだろうと思った。



『そういえばさ、聞いてくれよ。』



『今日家に帰ったら見た事もないような
女性誌がテーブルの上に山積みにされててさ。』



『多分“コレ買って!アピール”だと思うけど、やたら色んな商品のページに付箋が貼られてんのよ。』



『今思えば、やっぱりなんか
渡しときゃ良かったかな?って。』



『ねぇねぇ、その雑誌の中に
結婚情報誌とかはなかったの?』



『あるわけねぇじゃん。さすがに
今の彼女との結婚は考えられないし。』



『やっぱり俺には年が近い子の方が
合ってるんじゃないかって思うんだよな。』



『…そう。』



溜め息混じりで最後の一口を飲み干して
俺はまた別のグラスに手を伸ばした。



隣のふなっきーは表情を変えず
ただ黙って俺の話を聞いてくれた。
< 1,010 / 1,028 >

この作品をシェア

pagetop