あの頃の君へ〜eternal love〜
もうだいぶ酔いも回り始めてきた。



俺の頭の中からはもう
彼女の存在はすっかり消えていた。



その頃、まだほろ酔いの瑛斗だけは



俺の横で頬をピンク色に染めたまま
長くチビチビと酒をすすっていた。



『なぁ、そういえばさ…』



『瑛ちゃんの彼女も夜やってんだろ?
2人はどうなの?上手くいってんの!?』



『んんー、まぁ、そうですね!』



『ただ、ウチの彼女とにかくモテるんで
変な男が寄り付かないか心配ですけど!』




『ふ〜ん。』




『お前はいいよなぁ〜。頭の中
女の事しか考えてねぇもんなー。』



『そんな事ないですってー!
もう辞めて下さいってば〜!』



『アハハハハハハ!』



ふなっきーに釣られて俺も笑って



恥ずかしがる英斗をからかいながら
ただ楽しい時間だけが流れていった。



八王子に来てからこんなに笑ったのは
きっとこの日が初めてだった。
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