あの頃の君へ〜eternal love〜
その時、足元がさっきよりも大きく
ふらついているのが自分でも分かった。



まぁ、そうは言っても
そんなに心配する事もないだろう。



ただ、今日もいつも通りの自分で
振る舞えばいいだけだ。



俺は自分で自分に言い聞かせると



テーブルを布巾で拭いて
淡々と時が過ぎるのを待った。



その間、瑛斗は客席のソファを拭きながら



少し離れた場所から時々
俺の足元を気にしていた。



『鶴見さん、二日酔いですか?』



『酒、まだ抜けてないですよね?』



『あ?もうとっくに抜けたって。』



『…そうですか。』



そんなバレバレの嘘に納得した
そぶりを見せて



彼はそれ以上何も
聞いてくる事はなかった。
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