あの頃の君へ〜eternal love〜
『ここか……?』



しばらく行くと、、



黒地に白の文字で"eternal"
と刻まれたお洒落な看板が
目に飛び込んできた。



店の入口に飾られているのは、
華やかなホストたちの写真。



ここに、いつか俺の顔が並ぶ日も
やって来るのだろうか。



『君っ!!さっきの…?』



再び背後から声を掛けられ、
俺はすぐに後ろを振り返った。



『来てくれたんだね…?』



『…はい。』



『連絡もせずに、突然すみません。』



『いいんだ。
全然気にする事じゃない。』



飛龍さんは俺を見ると、
とても嬉しそうに笑顔で迎えてくれた。
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