あの頃の君へ〜eternal love〜
『でも…』



『今日はもう帰らなきゃ。』



『あの、、』



『あなたの名刺貰えない…?』



『あっ!ああ、、名刺ねっ…!』



『ちょっと待って!』



俺はスーツの胸ポケットから
慌てて名刺を取り出した。



『はいっ!!』



『ありがとう。』



蓮になって初めて
渡した自分の名刺。



この1枚が、



のちに待ち受ける俺のピンチを
救ってくれる事になろうとは…



『それじゃあ…』



『気をつけて帰ってね。』



『うん…。』



彼女を出口まで見送ると、
俺は小さく右手を振った。
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