あの頃の君へ〜eternal love〜
『そのぬいぐるみ可愛いねっ!』



俺は彼女の膝にちょこんと乗った
うさぎのぬいぐるみに目線を合わせた。



すると、



彼女はそれをギュッと抱きしめて
いきなり表情を曇らせた。



『、、違う…っ!』



『“ピッピ“はぬいぐるみなんかじゃないっ!!』



『芽依(めい)の大事なお友達なのっ!!!』



そう言うと



彼女はガックリ肩を落として
一気に下を向いてしまった。



『…ごっ、ごめんね?』



『芽依ちゃんっ‥!』



俺は焦りながらも何とか機嫌を取ろうと
彼女の顔を下から覗き込んだ。



『…………。』



しかし、



彼女はご機嫌斜めの様子で
しばらく口を尖らせていた。
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