あの頃の君へ〜eternal love〜
『もう蓮様がカッコ良くてさ〜!』



『今回は保存用と観賞用の
2冊買っちゃおうっと!!』



彼女がそれを胸に抱いて嬉しそうに笑った。



『おい、お前さぁ…』



『本人目の前にして何言ってんだよ!?』



『こんなの全部雑誌が作り
上げた架空の俺なんだぞ?』



『そ、そうかもしれないけど…』



『来月になればもう見れないんだし
やっぱり思い出は大切にしたいから。』



それはホストの俺が表紙を飾った
最後の1冊だった。



人目を引く派手な髪型。



普段は着ない柄物のシャツ。



ベッドの上で上半身を
さらけ出している姿なんて



思わず目を背けたくなるほど別人の自分だ。
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