あの頃の君へ〜eternal love〜
『お前スゲェじゃん!』



『エヘヘ///』



美希が照れ笑いを浮かべて
ペロッと舌を出した。



その時、



すっかり有名人の彼女に
俺はなぜだか少し距離を感じた。



それでも、



美希は昼の世界。



俺は夜の世界。



それぞれ目指すものは違っても



俺たちの見つめる先は
常に"トップ"だ。



『なぁ…この後どうする?』



『私イルカのショーが見たいな!』



『いいね!行ってみるか。』



ショーの開始まであと1時間半。



俺たちは再び手を繋ぎ



広い館内をゆっくりと見て回った。
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