あの頃の君へ〜eternal love〜
『私は今日までお休みなの。
久しぶりに有給取ってね!』



『実家が八王子だから週末は
こっちに帰って来てたのよ。』



『で、これから横浜に戻るとこ!』



『へぇー!』



『江梨さんの地元って
こっちだったんですね!』



『実は僕も最近引っ越して
来たばかりなんですよ。』



『って事は、またどこかで
お会いするかもしれないですね。』



『アハハ!そうね!
それなら嬉しいわ。』



緩く巻かれたロングヘアを
搔き上げて彼女が冗談混じりに笑った。



眩しい太陽がその横顔を照らす。



左手の薬指にあるリングが反射して
改めて彼女が既婚者である事を思い出した。



まぁ、俺には別に関係ないが‥
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