あの頃の君へ〜eternal love〜
俺の知ってる江梨さんといえば



いつも上下黒のパンツスーツを
ビシッと着こなし



完璧に仕事をこなしていた隙のない人。



だから、



彼女にもこんなお茶目な一面が
あったのかとそのギャップには驚いた。



『鶴見君はこれからお仕事?』



『いや、これからって言うか
僕、今仕事中なんですよ。』



『あら?そうだったの?』



『随分朝早いのねぇ‥』



『ええ。ちょっと、
まぁ‥色々ありまして。』



『そう。何だか大変そうね。
こんなに朝早くから外に出て‥』



『お仕事は何をっ‥』



『江梨さんもこれからお仕事ですか?』



彼女が言いかけたところで



俺はそれを被せるように
自分の事から話題を逸らせた。



やはり今の仕事を知られるのは
元上司とは言えど抵抗がある。
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