あの頃の君へ〜eternal love〜
『あら?そう?』



『まぁ、周りには内緒に
しておくから安心して!』



『それより、あなたが辞めてから
会社の女の子たちが大変だったのよ。』



『鶴見君がいなくて寂しいー!
って、みんな毎日大騒ぎでね。』



『そうでしたか。』



『そんな風に言って貰えて嬉しいですよ。』



クスっと笑って



俺は当時の自分を
脳裏に思い浮かべた。



確かに存在していた
サラリーマンの俺。



もう今となっては遠い昔のようだ。



少しずつ人通りの増えてきた
商店街のど真ん中で



俺たちはしばらく立ち止まったまま
たわいもない話を続けた。
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