あの頃の君へ〜eternal love〜
ジリジリと照りつく真っ赤な陽の光に



耳を塞ぎたくなるような
騒がしい蝉の鳴き声。



強烈な日差しが
絶えず降り注ぐ8月初旬。



今日はここ、八王子駅前で



毎年開催されている“八王子祭り”に
店のみんなを連れてやってきた。



時刻は14時。



気温も36℃を超える中



商店街は沢山の人々で
溢れかえっていた。



『ちょっと!ちょっとぉー!』



『なんなのよ!?その格好は!!』



突然、俺を見るなり



浴衣姿の夏希が頬を膨らませながら
こちらに駆けよってきた。



『何だよ?可愛いくねー顔して。』



『それより、その格好
よく似合ってんじゃん。』



『あっ、ありがと//』



『って!そうじゃなくてっ!!』



黒地に紫色の花柄が描かれた
大人っぽい落ち着いた浴衣。



今日は髪も1つにまとめ
いつもの夏希とは別人のようだ。
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