あの頃の君へ〜eternal love〜
『みんなタメ口だし、堅苦しい
雰囲気だと働きにくいでしょ?』



『俺はみんなにとって
居心地の良い店を目指してるんだ。』



『だから、もう少し俺たちに慣れてきたら
もっと気兼ねなく接してくれると嬉しいな。』



『‥なんて。』



『そうですよね。頑張ります!』



『じゃあ、何かあったら
いつでも遠慮なく言って。』



『はい♪』



元気に笑う彼女を見て安心した。



ほんの少しだけど彼女との距離も
縮まったような気がして



俺はもっともっと
菜々さんを知りたくなった。



でも、



その気持ちは心の奥底にある
見えないアルバムの中にしまった。



想いが溢れてこないよう
上から重い蓋をして。



もう二度と燃え上がらないように。



絶対に誰にも気づかれないように。
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