あの頃の君へ〜eternal love〜
ニヤっと笑い、彼女はベンチから
立ち上がると突然俺の右腕を掴んだ。



身長150cmくらいの小柄な容姿で
目一杯に自身の身体を引き寄せてくる。



顔がどんどん近づいて
至近距離で目が合った。



彼女はジッと俺の目を見つめたまま
グロスで光る口元を開けた。



『私…』



『お兄さんに一目惚れしちゃったみたい。』



『お兄さんの彼女になりたい。』



『はぁ…!?』



『いきなり何言ってんだよ。
そんなの無理に決まって…!』



『だって!!しょーがないじゃない!
あなたは本当に私の理想通りでっ…!』



『何言ってんだよ。俺はもう30なんだ!
なんで俺が一回りも年下のガキとっ…!』



『悪いけど…!あいにく
そういうシュミはないもんで!』
< 939 / 1,028 >

この作品をシェア

pagetop