あの頃の君へ〜eternal love〜
『ばーか。冗談だよ。』



『俺はそんな卑怯なマネしねぇって。』



『お前まだ若いんだから、今しか出来ない
恋愛っていうのを楽しんだ方がいいゼ?』



『じゃあな!』



くるりと背を向けて
俺は適当に右腕を上げた。



沈んでいく夕陽が路面で揺れている
大きな影を真っ赤に照らしていた。



きっともう会う事もないだろう。



どうせ寝て起きればすぐに忘れる。



あんなキスに何の意味もなかったんだって。



『ちょっと待って!!』



彼女が大きな声で俺を呼び止めた。



勢いよく駆け寄ってきた腕が
俺の腰へ回り、全身で荒い息遣いを感じた。
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