あの頃の君へ〜eternal love〜
『だって!私もう“カノジョ”だよ!?』



『私の事、女として見てくれてるなら
ちゃんと誠意を見せて欲しいもん。。』



『あ、ああ…。分かったよ。
でも、さすがにここはなぁ…。』



すっかり彼女に振り回されっぱなしの
自分に言葉を詰まらせていると、



時々頬に感じていた小さな水滴が
ボタボタと音を立てて大粒の雨に変わった。



空もどんどん灰色の雲で覆われていき
湿った冷気まで流れ始めた。



今にも降り出しそうな空模様。



この雨はきっと酷いどしゃ降りに
なりそうな予感がした。




『蘭、家来るか?』



『えっっ…!???』



『多分だけど、この雨相当酷くなるぜ?
お前だって風邪でも引いたら困るだろ?』
< 966 / 1,028 >

この作品をシェア

pagetop