あの頃の君へ〜eternal love〜
もはや開き直りとも言える
その行動は自分でも意外だった。



彼女に向かって両腕を伸ばし
こう言う。



『蘭、乗って…?』



『う、うん…』



彼女が馬乗りになって



少し戸惑ったような目で
こちらを見下ろしている。



一体何をオドオドしているのか?



誘ってきたのは
そっちの方からなのに。



その素直過ぎる女の顔に
眠っていた男の性が目を覚ました。



『ったく、ワガママなヤツ…』



軽く笑みを浮かべて
形の良い顎にそっと触れた。



まだ閉じたままのピンク色の唇は
ぷっくりと濡れて光っている。



目と目が合って



彼女の上半身をぐっと抱き寄せると
徐々にその間隔を縮めていった。
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