あの頃の君へ〜eternal love〜
苦しそうに眉間にシワを寄せて
彼女は何度も荒い呼吸を繰り返した。



その表情を見る度に
俺もまた限界に近づいていた。



拭いきれない背徳感を背負いながら
それが何なのかも分からないまま…



『もうっ…、もうっ!限界なの!
好きっ…!!大好きっっ…!!』



『だから、お願い。このまま…』



『来て……?』



まるですがりつくかのように
細い腕がスルスルと俺の背中へ伸びた。



その思いは素直に嬉しかった。



ただ、どんなに好きだと言われても
それを阻む何かがそこにはあって。



だが、そんな事はもう忘れてしまおう。



大丈夫だ。



きっとこの後に待っているのは
“天国”だけなのだから。
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