あの頃の君へ〜eternal love〜
『菜々さん!』



『コイツのバカ話はスルーでいいからね。』



『それより、Xmasの件、少しでも可能性
があるなら考えておいて欲しいんだ。』



『もちろん無理にとは言わない。
どっちか1日だけでも構わないから。』



『決心がついたら、また電話くれないか?』



『はい。分かりました。』



彼女は真っ直ぐに俺の目を見て
そう答えてくれた。



手ごたえがあったような
なかったような…



ただ、悪い気はしていないような…



そんな気がした。



『それじゃ、今日はお先に失礼します。』



『ああ!またな!』



そう言うと、



菜々さんがくるっと背を向けて
出口のドアに手をかけた。



ドアが開き、彼女の右脚が一歩前に
踏み出したところで突然動きが止まった。



彼女が再びこちらを振り返った。
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