Dark Moon&Star's 完結
「ただ、信じたいんだ。自分の"運命"を。凜くんと遥が偶然出会って、恋に落ちたみたいに、、、」


、、、自分の運命を、信じたい。


もう、過去と同じ間違いをしないためにも、、、


「、、、そっか」


それ以上、凜くんはあたしに何も聞かなかった。


凜くんは、昔も今も優しい人。


あたしと星夜の間に、何かがあったとわかっていながら、無理強いまでして聞かない。


ちゃんと、凜くんは知る権利があるのにね?


それなのに、あたしは何も教えてあげられない。


凜くんにまで、同じ十字架を背負わせたくはないから、、、


何も知らずに、遥と幸せになって欲しい。


、、、響月の分も。

< 19 / 322 >

この作品をシェア

pagetop