俺様編集長サマにLOVE NONSTOP!


亮平の温もりを感じられた次の日は、本当に幸せな気持ちになれる。

その中でも今日は、特別幸せな日だ。

なぜなら、プロジェクトの成功が発表されたから。

目標としていた数字の1.5倍を上回り、リーダーとして引っ張った亮平を始め、メンバーのわたしたちも評価されたのだった。

それは本当に快挙な出来事で、亮平は安心した様に、そして須賀さんと住吉さんは感動でいっぱいの顔をしていた。

だけど、わたしは本心では素直に喜べていない。

そんな自分が本当にイヤだけど。

「平瀬さん、顔に正直に出てますよ」

プロジェクト成功でみんなに囲まれている亮平たちから離れて、一人デスクにいたわたしに早川さんが声をかけてきた。

「早川さん…。いいの?みんなの輪に入らなくて」

亮平が表の立役者なら、早川さんは裏の立役者だ。

正直、早川さんがいなければ成り立たなかったものもある。

その早川さんが輪に入っていないのには、違和感があった。

「平瀬さんが浮かない顔してるからですよ。気になっちゃって」

恋のライバルとは思えないくらい、早川さんは優しく話してきたのだった。
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