ただ、君の隣にいたいだけ
「じゃ、みんなは練習に戻って。綾羽だけこっちに来てくれる?花菜ちゃんに仕事を教えてあげてほしいから」
綾羽と声を掛けられた女の子は小柄の身長でポニーテールをしている少しきつい眼光だけれどとても美人さん。
最近、人気の女優さんみたいな顔立ちで羨ましい。私は童顔だし、鼻もそんなに高くない。お化粧だって上手じゃないし、何より二人が並んだ姿がとてもお似合いだった。
「花菜ちゃん、この子が今のMC担当の笹木綾羽。花菜ちゃんより2つ年上だけどまだ学生さんなんだ」
「そ、そうなんですか。初めまして、相原花菜です。今日からよろしくお願いします」
「そんなオドオドしていて大丈夫?本番は大勢の前で堂々と司会をしなきゃいけないのよ。やる気ないなら今のうちにやめたほうがいいんじゃない?もっと他に向いてる人はいるだろうしね」
「綾羽、そんな言い方するなよ。花菜ちゃんは出来るって言ってるだろ」
「亮くんの推薦かもしれないけどアクシーズに泥を塗るようなことは認められないもの」
そう言って綾羽さんは体育館の前のほうでマット運動をしている人たちのところに駆けて行ってしまった。いきなり嫌われちゃった。
アクシーズっていうのも何かわからないし、知らないことだらけ。出鼻、くじかれちゃった。
綾羽と声を掛けられた女の子は小柄の身長でポニーテールをしている少しきつい眼光だけれどとても美人さん。
最近、人気の女優さんみたいな顔立ちで羨ましい。私は童顔だし、鼻もそんなに高くない。お化粧だって上手じゃないし、何より二人が並んだ姿がとてもお似合いだった。
「花菜ちゃん、この子が今のMC担当の笹木綾羽。花菜ちゃんより2つ年上だけどまだ学生さんなんだ」
「そ、そうなんですか。初めまして、相原花菜です。今日からよろしくお願いします」
「そんなオドオドしていて大丈夫?本番は大勢の前で堂々と司会をしなきゃいけないのよ。やる気ないなら今のうちにやめたほうがいいんじゃない?もっと他に向いてる人はいるだろうしね」
「綾羽、そんな言い方するなよ。花菜ちゃんは出来るって言ってるだろ」
「亮くんの推薦かもしれないけどアクシーズに泥を塗るようなことは認められないもの」
そう言って綾羽さんは体育館の前のほうでマット運動をしている人たちのところに駆けて行ってしまった。いきなり嫌われちゃった。
アクシーズっていうのも何かわからないし、知らないことだらけ。出鼻、くじかれちゃった。