【完】ときめき☆アドベンチャーゲーム ~悪魔と天使~
『チカ、声が出なくて残念だったな。これでお前は最後まで走らなくちゃ…だな』
や、やっぱり---
今だ涙目で笑っているレイをキッと睨みつけたけど、それさえも面白かったのか空中で笑い転げだした。
む、ムカつく~ッ!
笑い死んでしまえ!!
「大西さん、どうしたの?」
「………」
左横から三上先輩の声が聞こえ、急いで先輩に顔を向ける。
そして首をフルフル振りながら何でもないですと言いたくて、ニコリと微笑んだ。
そんな私に微笑み返してくれた先輩はまた、前に視線を戻すと黙々と走る。