【完】ときめき☆アドベンチャーゲーム ~悪魔と天使~



暫くしてようやく戻ってきた先輩とのんびり芝生の上に座りながら、ゴールをする人達を次々と見ていた。


そうこうしている内に、ようやく疲れも取れてくる。



あ、何かちょっと肌寒くなってきたかな?


そう感じ始めたところで、私は立ち上がった。




「先輩、ちょっと受付に行って預けてるコートを持ってきますね」


「あ、じゃぁ僕も付き合うよ。………大西さん、こっちを向いてくれるかな?」


「はい?」



キョトンとする私へと近づいてくる先輩の手を目で追っていると、私の顔へ伸ばしてきている事に気付いた。



私の胸が、ドキンッと鳴る。




せ、先輩?




先輩の繊細な手が、私の唇の横にソッと触れた。



軽く動いたその指は、すぐに私の口元から離れていく。





な、何なのでしょう?


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