あたしが愛した総長



龍「ニヤついてんな」


優「だって、あたしが隣にいないと寝れないとか可愛いんだもん」


それを聞いたあとの龍毅の顔を見て


可愛い


と言ったのを心底後悔した


龍「へー。俺には昨日のお前の方が可愛いかったけど?」


意地の悪い口角をつりあげた顔で言う龍毅に顔が赤くなったのが分かった


優「恥ずかしいから言わないでよ!」


龍「事実だろ」


今度は優しい顔であたしの頬を撫でるから


あたしの心臓は大忙しだ


龍「傷、痛むか?」


心配そうに顔を覗きこみながら聞いてきた


優「ううん、もう大丈夫」


龍「そうか」


少し安心したような表情になる龍毅


なんだかそんな龍毅がますます愛しく感じて


甘えたくて


抱き締められてるだけじゃなくて


もっとくっつきたいと思ったあたしは


優「龍毅…………キスして」


そんな大胆発言をしていた



あたしの珍しい発言に


少し驚いた様子の龍毅


でもすぐに優しく微笑んで


龍「言ったのはお前だからな」


小さく呟いて


優しい甘いキスをくれた



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