あたしが愛した総長
優「べ、別に照れてなんか……!」
龍「へぇ」
あたしの肩に手を置き、龍毅に引き寄せられる
鼻と鼻が当たるくらい近くなり
ますます顔が熱くなる
優「ちょっと…!」
龍「黙ってろ」
黙ってろ じゃないよ!
竜さんと紗英さんに見られてるのに……!
紗「龍、今はそのくらいにしときなさい?」
竜「あんまりガツガツいったら引かれるぞ?」
ガハハッと豪快に笑ってる竜さんと紗英さんに助けられた
龍「ちっ」
龍毅も離れてくれたし
ものっすごく不機嫌だけど
後がこわいけど…!
竜「で!話を戻すとな、優梨ちゃんに聞いておきたい事があるんだが」
優「なんですか?」
竜「龍から話は聞いてると思うが、龍は織田組の若頭だ。一緒にいれば危険な目に合うこともある。まして暴走族の総長をやってるやつだ。ヤクザだけでなく、暴走族のやつらにも狙われてるだろう。…そんなやつの傍に、いてやれる覚悟はあるのか?」
さっきまで笑ってたのが嘘のように、真剣な表情で聞いてきた竜さん
優「竜さん。あたしは龍毅の傍にいられたら、それでいいんです。危ないことも十分分かってます。それでも龍毅じゃなきゃ駄目なんです。あたしは龍毅の傍で龍毅を守ってあげたいんです」
独りぼっちの暗闇の中から温かい光の中へ連れ出してくれた龍毅の傍にいられるなら、危険でもかまわない
紗「ふふっ、それを聞いて安心した」
優しい顔で笑ってる紗英さん
竜「意志の強いところは龍とそっくりだな」
龍「優梨」
優「なに?」
龍「ありがとう」
すごく嬉しそうな優しい顔をしてそっと額にキスをしてくれた