bubble water
「しかし、久しぶりだな。」
「そうだね、大学のころご飯食べた以来だから6年ぐらい?」
「げ、そんなに経つんだ~蓮衣変わったね。きれいになった。」
「ちょっと、やめてよ。いやいや、変わってないから。何言ってるの」
思わず飲んでいたコーヒーをむせてしまいそうになる。
お互いに小学生のころから知っている人に、お世辞にもそんなことを言われたら照れてしまうものだ。
「いやいや、変わったよ。ホント。」
そんな彼の言葉で柄にもなく頬が熱くなる。
「そんなこといっても、なにもでないからね!」
ズズッとコーヒーを啜る。